アルゼンチン代表、世界のスーパースター「リオネルメッシ」がコパ決勝敗戦後に「代表引退」を口にしたとのニュースが世界を駆け巡っております。
前回も決勝でチリに敗北、今回は何が何でも優勝を手にしたかったはずです。にもかかわらず、自らPKを外してしまいました、、、外した後のメッシは相当ショックを受けておりましたね。ここまでの落ち込み様を表に出す選手では無かったので、正直驚きました。
【コパアメリカ2016】ハイライト アルゼンチンvsチリ 決勝
まだ29歳ですし、2年後のFIFAワールドカップロシア大会でもチームの主力として活躍できるのは間違いありません。今回の引退発言は一時的な感情的発言であって欲しいのですが、、
ちょっと気になるのは、数年前からメッシと一部母国ファンとの関係がうまくいっていない事実があったことです。
<以下、2015年12月のGOAL.COMの記事より>
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、代表チームの結果に関して母国のサポーターから受ける批判に強い苛立ちを覚えているようだ。試合前に国歌を歌わないのもそのためであり、意図的なことだと話している。
アルゼンチン代表はメッシの活躍にもけん引され、昨年のブラジル・ワールドカップ(W杯)と今年のコパ・アメリカでいずれも決勝に進出。だが両大会ともにタイトルを逃したことで批判の声も上がった。
コパ・アメリカ準優勝に終わった後には、メッシは批判に嫌気が差して代表チームと距離を置くことを考えているのではないかとの憶測もあった。事実とはならなかったが、アルゼンチンのエースが批判に対して不満を抱いているのは間違いない。アルゼンチン『TyCスポーツ』のインタビューでメッシは次のように語った。
「僕らは幸い、W杯の決勝にもコパ・アメリカの決勝にも進むことができた。でも、まるで何もしていないかのようだ。優勝はできなかったけど、決勝まで進んだんだ。ベスト16で敗れたわけじゃない。『タマを見せろ』とか『ユニフォームの意味を感じていない』とか言われると腹が立つよ」
「誰よりもまず僕らが勝ちたいと思っているし、カップを掲げたい、祝福したいと思っている。試合の中では色々な状況が起こるものだ。W杯決勝では敗れたけど、ドイツも良い選手たちのいるチームだよ」
試合前に国歌を歌わないとして批判を受けることに対しては、次のように述べた。
「こういうことが始まって以来、意図的にそうしているよ。歌っても歌わなくても何も変わらないならね。馬鹿げたことだよ」
それでもアルゼンチン代表でのタイトルが欲しい思いは変わらないと語るメッシに、次の挑戦の機会はまたすぐにやってくる。2016年にはコパ・アメリカ開始から100周年を祝う記念大会、コパ・アメリカ・センテナリオが開催される予定だ。
「代表チームでのプレーはいつも優先していて、勝ちたいと思っている。コパ・アメリカはいつもとは違う大会になるし、優勝できれば素晴らしいことだろうね」
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【母国での人気はアグエロの方が上!?】
サッカー界ではクリスティアーノロナウドと人気を2分しているリオネルメッシですが、母国での人気はアグエロの方が上との噂もあります。
幼少期にバルセロナに渡り(彼は病気を治すためにバルセロナに渡ったのですが)、アルゼンチン国内での試合経験が少ない、および、バルセロナで見せる程の活躍を代表で見せれていないメッシのことを快く思っていないサッカーファンが結構いるようです。もちろんメッシはアルゼンチンを愛しているのは明らかなのですが。
ということで、「代表でのプレーへの批判」に対する不満がかなり大きかった事と今回の敗戦のショックが重なり、決意してしまったのかもしれませんね。
メッシはサッカー界の至宝、スーパースターです。彼が代表を引退するという事はサッカー界にとって大打撃となります。
なんとか、ワールドカップ前には復帰してほしいですね。